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クレジットカードヒストリーとは具体的にどのようなものか
クレジットカードヒストリーとは、クレジットカードを含む信販会社や貸金業者との契約情報や利用状況を相互に登録している個人信用情報機関へ登録された履歴情報です。
クレジットカード会社は、CICと呼ばれる個人信用情報機関へ本人との契約情報だけでなく、返済情報を取引の都度または毎月登録しています。
他のクレジットカードやカードローン審査を行う際に、CICに加盟している金融業者ならば信用情報照会によりクレジットカードヒストリーを取り寄せて審査可否の参考とするわけです。
クレジットカード関連トピックスからわかるように、クレジットカードヒストリーを確認すれば、少なくとも直近2年以内に長期滞納を行っているかどうかの確認ができます。
クレジットカードヒストリーには何が掲載されているのか
クレジットカードヒストリーは、主にCICに登録されている個人信用情報を指すので、クレジット情報・申込情報・利用履歴の3種類が掲載されています。
中でも特に重要となるのは、クレジット情報欄に掲載されている返済履歴であって、各クレジットカード会社との契約内容が利用限度額から借入残高に加えて毎月の返済がしっかり行われているかといった情報まで記載されているわけです。
毎月の返済状況は、過去24ヶ月間に期限通りに返済されているかどうかという点で記録されているので、正常な返済を示す$マークと利用履歴無しの-マークが並んでいれば問題有りません。
一部入金のPと未入金のAが並んでいれば、金融業者は新たな申し込みがあっても審査落ちという判断を行いやすいです。
また、異動情報欄には自己破産や任意整理・個人再生手続きを行った履歴が掲載されていて、CICの場合は最大5年間記録されます。
クレジットカードヒストリーは着実な返済でプラス評価となる
クレジットカードヒストリーは、育てることにより上位のクレジットカード審査に通りやすくなるという話を聞いたことがある人も多いはずです。
クレジットカード会社が申し込み審査で判断する内容は、年収の多少はさほど重視していません。
過去にどれほど確実な返済を継続して行っているかという返済履歴そのものが重要であって、滞納することやく約定期日にしっかり返済されている$マークがクレジット情報欄に各取引ごと全てに並んでいることが重要となるわけです。
うっかり入金を忘れてしまった場合や返済が苦しくて1度滞納したことがある場合には、その後25ヶ月連続で返済期日を守れば入金履歴が24ヶ月掲載だからこそ過去の悪い履歴を押し出すことができます。
30代以上でクレジットカードヒストリーが真っ白の人は、現金主義と過去に金融事故を起こした債務整理経験者のどちらかとなりますが、金融業者にはすぐに判断できないために審査落ちとなりやすいです。
延滞や債務整理によりクレジットカードヒストリーは悪化する
長期滞納を起こした延滞と呼ばれる状態や債務整理を行うと、クレジット情報欄にある異動情報という項目に事実が記録されてしまいます。
異動情報欄に掲載された情報は、金融事故を起こしたことを意味するので新たにクレジットカードやカードローン申し込みをしても審査にほとんど落ちてしまうわけです。
クレジットカードヒストリーは、更新審査においても参照されるのでクレジットカードの更新が行われずに解約扱いとなってしまうこともあります。
金融業者は貸し倒れリスクを防ぐために審査時には個人信用情報機関を参照すると思われがちですが、割賦販売法と貸金業法により返済能力調査を法律で義務付けられているので、正規の金融業者は必ず確認しなければならないわけです。
クレジットカードヒストリーに疑問があれば情報開示請求で確認しよう
過去に金融事故を起こした履歴が無く、割賦販売法や貸金業法で定められた総量規制に抵触する借入額となっていない状況ならば、クレジットカードヒストリーに問題が発生している可能性があります。
クレジットカードを新たに作りたいならば、CICへ信用情報開示請求を行えば良いので、クレジットカードヒストリーが正確に掲載されているか確認してみると良いです。
過去にはソフトバンクが携帯電話分割払い状況をしっかり支払いしているにも関わらず誤って延滞情報を掲載してしまったために、多くの人が不利益を被った事例があります。
一部上場企業であってもクレジットカードヒストリーに誤った情報を掲載してしまうことがあると知れば、他人の情報が混入することは本人確認書類の記録により無いものの登録情報の誤りが発生することがあるものです。
クレジットカードヒストリーは、適切な登録がされているか気になったタイミングでチェックしてみると安心できます。
クレジットカードヒストリーはしっかり育てよう
クレジットカードヒストリーは、毎月期限内に確実な返済を行うといった当たり前のことを行うだけで、返済能力がしっかりしていることを証明する履歴となります。
クレジットカードヒストリーをしっかり育てることができれば、上位のクレジットカード審査に通過する可能性が高まるので、並行して収入を伸ばせばステータスカード保有も夢ではありません。
社会人として生活が長くなるほど、クレジットカードヒストリーが多少なりとも発生するので、完璧な現金主義を目指すよりもクレジットカードヒストリーをしっかり育てることを重視すると社会生活を豊かに過ごせるようになります。
コチラのページは、クレジットカードヒストリーの返済履歴確認で毎月期限内に確実な支払いをする!…でした。